これからの補聴器は、どのように変化していくかをご説明します。
今までの補聴器は、サイズも大きく、
補聴器本体からのレシーバー(音を出す部分)から
音を出していました。
また、調整は補聴器本体に付いており
ボリュームやプログラム切り替えなどを行いました。
また専用の電池にて作動するため、
定期的に電池交換が必要でした。
電池ケースの開閉による水分の混入が
故障の原因を作る事がありました。
以前より、片耳装用と両耳装用は、
同じ効果であるという考え方がお客様に浸透しており
難聴の耳が片耳のみの場合、
両耳装用の必要性を感じていなかった為に
両耳装用の必要性が理解されていなかったことが、現状でした。
現在の補聴器はRICタイプに移行していきます。
しかし、両耳率はまだ45%くらいです。(2015年データー)
RICタイプ補聴器は、
レシーバーと耳せんを一体化した、
耳にかけて装用する補聴器です。
レシーバーによって、適合聴力が変更できます。
RICタイプは、小さく、軽く、チューブも細く、
周囲から目立たないのが特徴です。
耳の後ろにすっぽり隠れる小さなボディに
ハイスペック機能を搭載しています。
今までよりも小型化、
しかも両耳装用を基本とした機能搭載機種が主流になりました。
左右の補聴器が両耳間で信号をやり取りして、
聴こえの向上が出来ました。
今後は、リチウム電池搭載の充電式補聴器が主流となります。
最新の補聴器は「両耳」販売が通常になります。
また、補聴器にボタン類がなく、操作が全てスマートフォンや、
別売りのリモコンのみになります。
左図は現在販売されている充電式補聴器ですが、
今後は右側の補聴器のスタイルになるでしょう。
右側の補聴器は9月10日から販売の「スタイレット」になります。
両耳が通常の補聴器装用の基本になるのが、
これからの快適な聞こえの常識になればよいのですが、
正直なところ、まだまだ集音器販売が横行して、
聞こえの満足度を低下させているのは継続していくでしょう。
リザックでは、まず両耳装用をご案内します。
電池式の通常耳掛けタイプでは、両耳で10万から。
電池式のRIC耳掛けタイプでは、両耳で28万から。
充電式のRIC耳掛けタイプでは、両耳で44万から。
最新のRICタイプの補聴器は、両耳で70万から。
になります。
ご予算に応じてご案内いたしますので、
お気軽にご来店ください。
補聴器担当中村でした。