• ホーム
  • BLOG
  • 白内障の放置は危険という事実について
  • 白内障の放置は危険という事実について

    白内障の放置は危険という事実について、
    以前ブログで紹介しましたが、
    いつも参考にさせて頂いてます「眼科医平松類」先生のチャンネルより
    「白内障放置し手術しないと失明する?何が起きる?」の動画の紹介と、
    以前のブログの内容を記載しましたので、一度ご覧ください。

    国際眼科学会の世界宣言にて、
    緑内障の治療で最も有効で最初にやるべきなのは
    隅角を広げる前に、
    白内障手術をすべきである。WOC

    との宣言がありました。これを解説いたします。
    白内障が進行すると水晶体はだんだん膨らんできます。
    水晶体は虹彩(こうさい)を後ろから押し上げて、
    眼球内の水(房水=ぼうすい)が排出される
    下水口(隅角=ぐうかく)が狭くなります。
    この下水口が完全にふさがると眼圧が一気に上昇します。


    これが急性緑内障発作です。(川本眼科だよりより引用)
    つまり、白内障が緑内障の発症リスクを高めていることになります。

    こちらの「意外と知らない近視・遠視に潜む病気」の動画の
    12分12秒からの説明を見て頂くとわかりやすいです。

    また、白内障の放置にて以下の事が報告されています。
    1:白内障で視力不良の方は、視力良好な方と比べて認知症のリスクが2.9倍高いとされています。
    2:転倒やそれに伴う骨盤骨折で長期間歩けなくなるリスクが高くなるとされています。
    3:白内障が進行するほど身体活動性が低下し、結果として高血圧、動脈硬化、高脂血症、肥満などを引き起こし、脳血管障害のリスクが上がるとされています。

    白内障の放置により水晶体が硬くなりすぎると、
    超音波装置では手術できなくなります。
    (眼の表面を切る幅は通常2mm~3mm)
    そうなると、昔ながらの方法で
    (眼の表面を切る幅が10mm以上と長く、治りが遅い)
    手術をしなければならなくなってしまいます。
    (手術の難易度が上がる)

    白内障を放置すれば、眼の奥が見れなくなります。
    それが原因で他の疾患を見つけることが出来なくなります。
    白内障の手術をしたけど見にくい方は、
    実は手術後に、他の疾患で見えなくなっていることが
    原因ですが、患者様の中には
    手術が失敗したからと主張する方もいます。
    しかしその疾患が手遅れになっている場合ですので
    早めに手術すればこんなことにはならなかったと思います。

    白内障と診断をうけたら、早めに手術が良いと思います。
    白内障についてまとめたページはこちらになります。
    白内障の自己チェックリストをしてみてください。
    (- cataracts and cataract sugery -より引用)

    白内障によって見にくくなったことにより、
    運転や外出、スポーツなどの趣味に対して
    行動力が低下してしまいます。
    現代の医療技術では、白内障を薬で元に戻すことはできません。
    白内障を完治させるためには、手術しかありません。
    しかも実年齢が高齢になればなるほど、
    白内障の手術は難しくなっていきます。
    早期に発見し早期に対策を取ることが大切です。
    当店近隣眼科「眼科やがさき医院」 「びさい眼科」にて
    是非ご相談ください。