最近通販などで販売されている集音器でもよく聞こえる方という方がみえますが
実はかなり危険な商品であることをご存知でしょうか？
危険な理由ですが、その機械から出る音がご自身の聴力に合っているかどうかが確認できない点です。
補聴器は、装着する前に聴力検査を行います。（オージオクラムや、明瞭度検査）
そして補聴器をそのデーターに基づいて調整を行います。
その後、補聴器を使用してどれだけ改善したか？を確認します。
ところが集音器では、その確認作業がしっかりと確認出来ません。
つまり装用していてもどれだけの効果が得られているかがわからないということです。

集音器の価格はとてもお求めやすい価格です。
これは、音の増幅だけをボリューム調整で行っているだけなので
構造が機械的に単純なために安価に仕上がるためです。

補聴器は、薬事法において管理医療機器（クラスⅡ）に分類される医療機器です。
ですから、効果や安全性がある程度確保されています。

集音器は、医療機器ではないので、誰がどこで販売しても問題ないわけです。
しかも、効果や安全性を確保しないといけない義務がありません。

まとめ
集音器は補聴器ではありませんが、見た目は補聴器のようにみえます。
そのため集音器を購入された方が、補聴器を使っていると認識されて
「この補聴器買ったけど使えない！」という不満を訴えられます。
そんな皆様の声が、補聴器の普及を妨げる原因を作っていると考えられます。
集音器は大衆向けの音を大きくするだけの商品であることを改めてご理解ください。

検索ワードに　「補聴器　格安」と入れますと、
まず広告で通販ショップが上位を占めています。
補聴器は、一人一人に時間をかけて調整する医療機器なので
この広告が購入したい方を間違った方向に導いています。
（広告では確かに「集音器」と記載がありますがわかりにくいですね）

人によっては集音器でも問題ない方もお見えですので
お気軽にリザックまでご相談下さいませ。