ムンプス難聴という病気をご存じでしょうか。
ムンプスとはおたふく風邪(流行性耳下腺炎)のことです。
ムンプスウイルスに感染することにより起こる病気ですが、
ウイルスに対する免疫がない子供が発病しやすいわけです。
ムンプス難聴は、発症すると片耳の聴力が失われます。
しかも現時点でも有効な治療法はありません。
ますは2018年の「おたふく風邪で難聴?」からご覧ください。
NHKの連続テレビ小説「半分、青い」の放送によって、
かなり知られるようになりました。
ヒロインが小学生のとき、病気で片耳を失聴してしまう。
この失聴がムンプス難聴だったのです。
では、本日放送分の「はぐはぐ」をご覧ください。
保護者からすると、「なにも症状がないし、本人にも聞こえが悪いという自覚がない」のに、
突然「一側高度感音難聴」や「一側ろう」と診断され、
かつ、治らないことを告げられ、絶望の淵に立たされる思いをする。
しかも、それは「ワクチンで予防できる唯一の後天性感音難聴である」ことを知った際には、
後悔と保護者としての責務にさいなまれることになる。(国立感染症研究所HPより引用)
と記載がありますが、日本は先進国で唯一、おたふく風邪ワクチンの接種が定期接種化されていません。
しかも、予防接種率は30~40%と低く、おたふく風邪の大流行を招いています。
おたふくかぜワクチンの予防効果は、約90%程度と言われています。
ワクチンを接種しても感染して発症することがあるそうですが、症状の緩和はあるそうです。
おたふくかぜワクチンの接種時期ですが、1歳を過ぎれば接種可能とのことです。
接種費用は自己負担ですが、万一を考えて接種が良いのでは?と思います。
2008年4月から活動の
「特定非営利活動法人 VPDを知って、子どもを守ろうの会」
のHPにて【ワクチンで防げる病気】について記載があります。
是非1度ご覧ください。おたふく風邪の解説はこちらになります。