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  • 白内障について(更新版)
  • 白内障について(更新版)

    意外と知っているようで知らない
    「白内障」についてまとめました。


    白内障の放置にて
    以下の事が報告されています。
    1:白内障で視力不良の方は、
    _視力良好な方と比べて
    _認知症のリスクが2.9倍高いと
    _されています。
    2:転倒やそれに伴う骨盤骨折で
    _長期間歩けなくなるリスクが
    _高くなるとされています。
    3:白内障が進行するほど
    _身体活動性が低下し、
    _結果として高血圧、動脈硬化、
    _高脂血症、肥満などを引き起こし
    _脳血管障害のリスクが上がる
    _とされています。

    白内障を放置すれば、
    眼の奥が見れなくなります。

    それが原因で他の疾患を
    見つけることが出来なくなります。
    白内障の手術をしたけど見にくい方は、
    実は白内障の進行が原因で
    他の疾患が発見できなくなり
    術後見えるようになった時点で
    治療が出来なかったわけです。
    患者様の中には
    手術が失敗したからと
    主張する方もいます。
    ですが早くその疾患が判明すれば
    こんなことにはならなかった
    と思います。

    大原千佳先生の
    Youtubeチャンネルにて
    白内障の徹底解説まとめが
    ありましたのでご紹介します。

    白内障の状態は下図のようになります。
    (眼科先進医療研究会の白内障と白内障手術から引用)

    (参天製薬の白内障のページより引用)

    参天製薬のホームページ
    「白内障の症状と治療」
    をご覧ください。
    白内障の代表的な症状は、
    1:視力が低下する。
    2:光がまぶしく感じる。
    3:全体的に白く霞んだように見える。
    4:物がだぶって見える

    当店のお客様でも、
    「最近見にくい」という
    主訴でご来店の方が、
    視力測定検査をしたところ、
    視力が上がらず、眼科にて受診を
    ご案内した方が、受診後に、
    白内障の診断を受けたという
    事例は少なくありません。
    50歳代の方でも発生率が
    40%ですので、年に1度は
    眼科にて定期健診をお勧めします。

    白内障の手術については
    こちらのページを参考にしてください。

    もし白内障の手術を受けるときは、
    経験豊富なドクターの在籍の医院
    を選びましょう。
    そのためには、
    正しい情報集めを行いましょう。

    今回の動画は、
    南大阪アイクリニック院長
    渡邊 敬三先生が発信している
    こちらからの動画をご覧ください。

    動画にて解説している
    波面収差解析装置ORATM
    イメージガイドシステム
    HPにてご確認下さい。
    国際眼科学会の世界宣言にて、
    緑内障の治療で最も有効で
    最初にやるべきなのは

    隅角を広げる前に、
    白内障手術をすべきである。
    との宣言がありました。
    これを解説いたします。
    白内障が進行すると水晶体は
    だんだん膨らんできます。
    水晶体は虹彩(こうさい)を
    後ろから押し上げて、
    眼球内の水(房水=ぼうすい)が
    排出される下水口(隅角=ぐうかく)が
    狭くなります。
    この下水口が完全にふさがると
    眼圧が一気に上昇します。


    これが急性緑内障発作です。
    (川本眼科だよりより引用)
    つまり、白内障が
    緑内障の発症リスクを高めている
    ことになります。

    (- cataracts and cataract sugery -より引用)

    白内障によって見にくくなると、
    運転や外出、スポーツ等、趣味でも
    行動力が低下してしまいます。
    現代の医療技術では、白内障を薬で元に戻すことはできません。
    白内障を完治させるためには、
    手術しかありません。
    しかも実年齢が高齢になればなるほど、
    白内障の手術は難しくなっていきます。
    早期に発見し早期に対策を取ることが
    とても重要になります。

    手術後のピントをどこに合わせるか?
    ですが今まで近視の方の場合は、
    遠方を見やすくするようにした場合、
    手元は拡大作用が生じるプラスレンズ
    (一般的な老眼鏡)が必要になるため
    遠近両用を処方したメガネを装着すると
    足元が浮いてぼけて見えます。
    この見え方になれるのはかなり
    時間がかかると思います。
    ですからピントを近くに合わせた方が、
    今までの生活と変化が少なくなります。

    近視の方は、メガネなしで
    近くにピント
    を合わせた方が
    使いやすくなるといわれます。

    今まで遠視の方の場合は、
    近くを見やすくするようにした場合、
    遠方は物体が小さく見えるように
    感じますので、見え方に関しては
    少し慣れる時間が必要になります。

    遠視の方は、メガネなしで
    遠方にピンとを合わせた方が
    使いやすくなるといわれます。

    現在の生活パターンやお仕事に合わせて
    どんなレンズが良いのか?
    どこにピントを合わせた方が良いのかを
    しっかり担当医とお話しください。
    保険診療で行われる白内障手術の
    自己負担割合で変わりますが

    目安としては、
    片眼20万・両眼40万からの
    自己負担分です。

    つまり自己負担が3割の場合は、
    片眼6万・両眼12万となります。

    「白内障といわれたら、手術を考えるなら知らないと後悔する事」

    保険診療適応の眼内レンズの説明
    「レンティス コンフォート」
    については動画2つと

    こちらを参考にしてください。

    最後の動画は
    「要注意なクリニック」
    についての解説です。