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  • 眼軸近視について

    現代人の目がかつてないほどの
    危機に陥っています!
    最新の調査から「眼軸近視」
    という目の異常が、
    子どもたちの間に広がっています。
    本来近視は2つに分けられます。
    屈折性近視と軸性近視です。
    屈折性近視は近くを見る場合に
    目が行う「調節」を行って
    毛様体筋が緊張した状態が残って
    見かけ上に近視になることです。
    近くの物を見る時には、
    ピントを合わせる動作を行います。

    遠方を見ていてピントが合う状態で、
    近くの物を見た時、
    眼の中の水晶体が同じ状態であれば
    ピントは網膜に結びませんので
    ぼやけた像を見ることになります。

    そこで水晶体を膨らませて
    ピントを合わせます。
    このピントを合わせる動作を
    「調節力」といいます。
    この水晶体を膨らせることで
    ピントを合わせているわけです。

    毛様体筋が緊張すると、
    水晶体と毛様体筋をつなぐ
    「チン小体」が緩みます。
    緩んだことによって水晶体の横に
    引っ張る力が弱まって、
    水晶体は本来の厚みに戻って膨らみ、
    水晶体のレンズカーブが大きくなって、
    光を曲げる力が強くなって、
    ピントを眼の後方から前方に
    合わせることが出来ます。
    つまり、毛様体筋が緊張しない場合は、
    チン小体が水晶体を引っ張って
    水晶体のレンズの厚みを
    薄くしているわけです。


    (なかしま眼科より引用)
    しかし緊張がほぐれ切らない状態
    つまりリラックスして
    遠方を見ているつもりでも
    毛様体筋が緊張している場合は
    ピントがずれてしまいます。

    この屈折性近視は、
    眼科診療にて治すことができます。
    軸性近視は治すことが出来ません!
    眼軸とは、
    角膜から網膜までの長さの事です。
    通常は成長に伴って眼軸は伸びます。
    目を細めることにより
    見える範囲が広がります。
    視力低下の割合と
    眼軸近視の割合の差は
    目を細めて視力検査を行った子が
    多い事がわかります。
    この目を細めることによって
    見えるようになることを
    ピンホール効果といいます。
    視力測定の光景で
    目を細める子が多いのも
    視力測定を少しでも良くしたい
    という子どもの気持ちからです。

    (NHKスペシャル「わたしたちの“目”が危ない」より引用)

    30㎝以内の距離で見る場合に、
    絶えず調節力にて
    ピントが合えば問題ないですが、
    長時間見るのは
    毛様体筋の緊張継続が難しくなり
    網膜よりもピントが
    後ろにずれてしまいます。
    目を細めて見えるようにしても
    実は長時間維持は疲れてしまって
    目を細めることも出来なくなります。
    その状態が長く継続すると
    それを見るための順応として、
    眼球が大きくなって
    ピントを合わせようとします。
    これが眼軸が伸びてしまう原因です。
    視力低下の割合と眼軸近視の割合が
    大きく違うことも
    視力検査で目を細める子が
    かなりいることがわかると思います。
    一旦眼軸が伸びた場合は治すことは
    現在の医学では無理です。
    実は軸性近視の怖いとろろは、
    引っ張られて大きくなるため
    物を映す網膜が薄くなったり、
    神経を圧迫したりします。
    それが原因で、
    網膜剥離や緑内障になる
    確率が高くなります。

    (NHKスペシャル「わたしたちの“目”が危ない」より引用)

    2019年11月7日(木)放送の近視の常識が変わる!


    「わたしたちの“目”が危ない
    超近視時代サバイバル」

    こちらの「近視の常識が変わる!」
    の内容を参考にしてください。

    予防策

    太陽光(バイオレットライト)が
    眼のドーパミンの放出を引き起こし、
    眼球(眼軸)の伸びを
    減少させますので、
    1日2時間の屋外活動が
    近視進行抑制に有効(外で日光浴!)
    室内でのデバイス使用に関しては
    ブルーライトカットレンズを使用。
    近業距離は30cm以上離して
    3つの20「20分近業したら20秒間20フィート(6M)遠くを見る」
    こちらの動画ちか眼科チャンネル
    も是非ご覧ください。