先日、遠近両用を他店にてお造りされた方が、
視力相談に来店されました。
お仕事は株のデイトレーダーとのことです。
過去のデーターをノートに記載してるため
遠近両用が必要との事でした、
他店の遠近両用は通常の設計のタイプでした。
実際の使用してみて、顎が上がり気味にて
左右の画面を見る時にしんどいとの事でした。
購入店にその旨をお話ししても
「度は合ってます」と聞き入れてくれなかったそうです。
お造りされたメガネを装用して頂き、
どのような点でご不満があるかを
しっかりと問診させていただきました。
お仕事柄、ディスプレイを6面ご覧になるとの事。
こんな感じですか?と画像を見せて
かなり広範囲を観なければならないことが判明。
お造りされたメガネは通常の遠近両用ですので、
モニタまでの距離では中間視の度数が最適と想像が出来ます。
今回は、まずお仕事中の姿勢にて、
モニターまでの距離を正確に計測して頂き、
画面をご覧になる時に動かす首の動きや視線の動かし方を
改めてメモをして頂き、次回再来店をお願いしました。
今回のお客様は、
累進長23mmのディスクタイプの累進多焦点レンズを販売しました。
今までの遠近と比較しても
中間視はおそらく2倍・近用視は3倍位広く見える設計です。
後日、お伺いのお電話を致しましたが、
「とても満足しています。次は日常の遠近両用もお願いします」との事でした。
快適な見え方を提案するためには、まず現状の不満をしっかり問診しますが
主訴の解決だけではなく、副訴も出来れば解決の方向になるように
明視距離や、レンズの設計をアドバイスします。