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    ここで子供の視力の異常が発見できない場合、就学時検診にて発覚します。その時点で「弱視」が判明すると、お子様の視力は1.0見えない状態で生活することになります。また3歳児検診で異常が発見されたのに、70%しか精密検査うけていなかったという調査結果もあります。(日本眼科医会の調査)

    補足:令和3年2月9日 閣 議 決 定 
    成育医療等の提供に関する施策の総合的な推進に関する基本的な方針についてこちらにて、乳幼児の視覚障害の早期発見も記載されています。3歳児健診に屈折検査の予算が付くといいと思います。

    3歳児検診では、ほとんどの自治体が視力測定キットにて【ランドルト環】を用いていますがランドルト環を用いての視力検査の実施可能な%ですが、3歳0か月では約70%、3歳6か月では約90%と言われていますので、「自覚的視力検査が可能になるのが3歳頃」との根拠にて3歳児検診からになったわけです。3歳児検診についての練習方法をご参考下さい。
    リンク1:回答用の輪を使う方法で、お子さんが3歳6か月以下の場合に適しています
    リンク2:手や指で輪の切れ目を答える方法で、お子さんが3歳7か月以上の場合に適しています
    しかしもっと早期に対応出来れば
    弱視の子供は少なくなります。

    「たべたのだれかな?」

    3歳児検診のランドルト環はなかなか子供が認識するのが難しいとおもいます。また、お子様自身が嫌がる場合もあります。3歳児検診前までに視力トレーニングとして活用頂きたい本が「たべたのだれかな?」です。実は、高橋ひとみ教授が最初に考案したのが「たべたのだあれ?」でしたが(論文参照)桃山学院大学健康教育学教授 高橋ひとみ 論文今回は絵本版として出しています。

    今回高橋ひとみ先生が
    YouTube動画『たべたのだあれ?』
    を開発しました。

    高橋ひとみ先生は、視力検査直前に、動画 Youtube「たべたのだあれ?」でクイズ遊びをした後に、「たべたのだあれ?」にて視力検査を試みました。その結果、1歳児も 2歳児も、ランドルト環の視力検査ができました。「たべたのだあれ?」視力検査なら、1歳児でも自覚的視力検査が可能なことが検証できました。「低年齢ほど弱視の治療効果は大きい」つまり、1歳児の視力検査が可能ならば3歳児健診を待たずに実施してほしいと考えます。「たべたのだあれ?」の視力検査の普及により、弱視になる子どもが減少します。

    ランドルト環の練習用にA4縦用の指標を作りました。
    お気軽にお使いください。

    視力について。

    子どもの目の発達
    視力というのは、
    2点を2点として見分けることができる最小視角
    と定義されています。
    直径7.5mm、太さ1.5mm、切れ目の幅1.5mmのランドルト環(右のCの指標)を5mの距離から見て、ランドルト環の切れ目の両端と眼のなす角度が、視角1分(1度の60分の1)で見分けられて、それ以上遠くからは見分けられない場合に、『視力1.0』と定義しています。ちなみに、視角が「2分」になると視力は1/2の『0.5』、視角「5分」だと1/5で視力『0.2』ということになるのです。

    視角は距離の逆数になるため、1.0の指標を2.5Mで見える場合は視角は2分・視力は0.5になります。

    目はカメラと同じで網膜に像をうつしますが、それだけでは物は見えません。
    その像が視覚伝導路によって大脳に伝えられ、はじめて見ることができます。
    視覚伝導路は生まれた時は未完成で、常に物を見て刺激を与えられることによって発達します。
    赤ちゃんは毎日、自然に物を見る訓練を積み重ねて、だんだん見えるようになるのです。
    お子様が誕生して、目を動かして物を見ますが、その視力は0.01くらいといわれています。
    このころは、明るい・暗いの違いと、物の形が分かるようになります。
    生後2か月くらいで、色がわかるようになるといわれています。
    その後、3か月で0.1くらい見えるようになり、動きものを少しずつ目を動かして見るようになるそうです。

    このように成長に伴って視力が上がっていきます。大脳の視覚野の働きの成長により視力の発達します。ヒトの視覚の感受性期間の図のように3か月~1歳半が最も高く、6歳~8歳くらいを過ぎると急速に衰えることがわかっています。
    【感受性期間のエンド】
    よって子供の目の発育は就学時までに決まってしまうわけです。

    弱視とは?

    何かの理由で物が見にくい状態におかれて視覚伝導路に刺激が与えられないと、
    赤ちゃんの視力の発達はとまって、目がよくみえなくなってしまいます。
    これが弱視です。
    (日本眼科医会のHPから抜粋)

    国立研究開発法人国立成育医療研究センター の小枝達也氏の「ヒトの視覚の発達と発達心理学」のPDFも是非ご覧ください。

    テレビ西日本で放映の「はぐはぐ」の動画をご覧ください。


    「3歳児健康診査(3歳児健診)」では、大切な視力(視機能)の発達に妨げがないかを早期発見するために行われます。保健センターから家庭に郵送される「視力検査セット」で、視力測定をできるだけ確実に行い、その結果をアンケート用紙に記入して、必ず「3歳児健康診査(3歳児健診)」を受信しましょう。

     


    1:就寝前の2~3時間は、テレビやパソコン・スマホ等の画面は見ないようにする。
    2:どうしても見ないといけない場合は、パソコン対策用のメガネをはめて見る。
    3:着信音や通知音が睡眠の妨げになる為、就寝時にはそばにスマホやタブレットを置かない。

    (重要)1歳をすぎたら、かかりつけの眼科を見つけてください。

    視覚の発達は6歳~7歳頃で終了します。【感受性期間のエンド】
    視覚の感受性期間のピークは3か月~1歳半です。保健センターから家庭に郵送される「視力検査セット」視力の1次検査を自治体が、親任せにしてるのが現状な為3歳児検診ですり抜けた子供がそのまま弱視になっているのが
    数多く見受けられるそうです。1歳になったら、眼科で異常がないかどうか受診させましょう!

    お勧めは「小児眼科」を併設しているところが望ましいです。小児科や小児歯科へ行くように、眼科も子ども専門の医療機関を利用するのが一番です。リザック周辺のお勧め眼科は、一宮市開明字郷中62-6にあります、「眼科やがさき医院」です。こちらの眼科は、日本弱視斜視学会「弱視・斜視を専門とする医師の一覧」の該当医院です。子どもの斜視について「矢ヶ崎悌司医師」の動画を是非ご覧ください。

    聴力測定について

    難聴を見逃さないため、日本耳鼻咽喉科学会から手引書が出ています。
    新生児期に聴覚障害はなく、後天性に感音難聴が生じる疾患はさほど多くはないのですが、先天性でない場合は、流行性耳下腺炎が原因の場合が多いです。一般的に言われるのはおたふくかぜです。しかし おたふく風邪から 難聴になるということは 、ほとんどの人が 知らないと思います。ムンプス難聴とよばれる原因ですが、ムンプスウイルスの内耳感染によるものです。NHKの連続テレビ小説「半分、青い」の第2週の放送によって、かなり知られるようになりましたが、ヒロインが小学生のとき、病気で片耳を失聴してしまう。この失聴がムンプス難聴です。

    保護者からすると、「なにも症状がないし、本人にも聞こえが悪いという自覚がない」のに、突然「一側高度感音難聴」や「一側ろう」と診断され、かつ、治らないことを告げられ、絶望の淵に立たされる思いをする。しかも、それは「ワクチンで予防できる唯一の後天性感音難聴である」ということを知った際には、後悔と保護者としての責務にさいなまれることになる。(国立感染症研究所HPより引用)と記載があります。日本は先進国で唯一、おたふく風邪ワクチンの接種が定期接種化されていません。しかも、予防接種率は30~40%と低く、おたふく風邪の大流行を招いています。おたふくかぜワクチンの予防効果は、約90%程度と言われています。ワクチン接種しても感染して発症することがあるそうですが、症状の緩和はあるそうです。おたふくかぜワクチンの接種時期ですが、
    1歳を過ぎれば接種可能とのことです。接種費用は自己負担ですが、万一を考えて接種が良いのでは?と思います。

    ワクチンで防げる病気—VPD—
    VPDとは”ワクチンで防げる病気”
    Vaccine(ワクチン)
    Preventable(防げる)
    Diseases(病気)の略です.

    流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)に限らず毎年多くの子どもたちが、ワクチンで予防できるはずの病気に感染して、重い後遺症で苦しんだり、命を落としたりしています。世界中に数多くある感染症の中で、ワクチンで防げる病気—VPD—はわずかです。防げる病気だけでも予防して、大切な子どもたちの命を守りましょう。

    上田市行政チャンネルに、「3歳ごろのお子さんの成長と発達」の動画がありましたので是非ご覧ください。他にもかなり見ごたえのある動画満載でした。

    「はぐはぐ」

    テレビ西日本で放映の「はぐはぐ」です。子育てに関する番組を見ることが出来ます。公式ページはこちらです。
    子育ての様々な悩みも解決出来るかもしれません。是非ご覧ください。YouTube版もあります。