電磁波の中で、人の目に見える波長を「可視光線」と呼びます。皆さんが光と呼んでいる範囲です。
「可視光線」は、人の視覚においての分け方です。波長は、nm(ナノメートル)単位で表されます。
「可視光線」の波長の範囲ですが、下限は360nm~400nm 上限は760nm~830nmと言われています。
人の目で見ることが出来ない波長の短いものを「紫外線」、波長の長いものを「赤外線」と言います。
これらは、眼に見えない光なので「不可視光線」とも呼ばれています。
ブルーライト(青色光)と呼ばれるのは、波長が380~500nm(ナノメートル)です。
眼科の分野では、380nm~530nmまでの範囲を
「高エネルギー可視光線」high-energy visible light, HEV lightと呼びます。
(下図は三井化学HPより引用)
このHEVは、加齢黄斑部変性の原因の1つと考えられています。
またブルーライトの範囲では、様々なダメージがあると考えられています。
(図はブルーライト研究会HPより引用)
ブルーライト研究会の「網膜へのダメージ」では以下の記載があります。
目をカメラにたとえるなら、角膜はフィルター、水晶体はレンズ、網膜はフィルムのようなもの。
私たちは、外界で散乱している光をフィルターやレンズで屈折させ、
網膜に集めることで初めて「モノを見る」ことができます。
ところが、紫外線やブルーライトのような強い光は、
角膜や水晶体で吸収されず、ストレートに網膜に達してしまいます。
たとえば、「太陽の光を直接見てはいけない」と言われるのは、
強烈な光によって網膜がダメージを受けてしまうから。
また、たとえわずかでも、紫外線やブルーライトを浴び続けると、
網膜の中心部にある「黄斑」がダメージを受け、
加齢とともに増える眼病「加齢黄斑変性」の原因になる場合があります。
加齢黄斑変性は、アメリカでは65歳以上の失明原因の第1位。日本でも近年急速に増加しつつあり、
パソコンなどのLEDディスプレイによって暴露するブルーライト増加の影響が指摘されています。
最近の調査では、3歳児から6歳児の半数がスマートフォンを使用しています。ブログにて紹介しています。
ブルーライトによって様々なダメージの詳細はブルーライト研究会のページをご覧下さい。
是非ブルーライト(HEV)対策を行ってください。
メガネを作成の際には、ブルーライトカットレンズを選択して下さい。
リザックでは
NIDEKレンズの「ナイトアシスト475」をはじめ、
HOYAレンズのオプション「Raygard435」
SEIKOレンズオプション「フロンティア」を、推奨販売しています。
また、伊藤光学のレンズの「メニモ」を安心レンズとして販売しています。